あがり症の治療: 2007年12月アーカイブ

「あがり症」は,心理的な要因が原因であることが多い,人前であがってしまう症状の事を
いいます。
このあがり症を薬で緩和することはできるのでしょうか。

あがり症の薬として,『インデラル』という心臓病の薬を処方する病院は沢山あるようです。
この『インデラル』という,あがり症の薬としても使われる薬は,βブロッカーと呼ばれる
種類の薬で,安全性が確認されている薬です。

このあがり症の薬『インデラル』を服用することにより,あがり症の症状を緩和することが
できるとされています。
あがり症の薬を服用することにより,あがり症の症状としてとても多い,心拍数の上昇を
防ぐことができます。
その他,あがり症の症状として声が震えるなどということがありますが,この症状も,
あがり症の薬を服用することにより,緩和できるそうです。
その他,呼吸を安定させたり,冷や汗をかきやすいあがり症の人の発汗をおさえるなどの
作用も,あがり症の薬を服用することにより緩和されます。

その他にも,「デプロメール」という薬なども,あがり症の薬として処方されることが
多いようです。
しかし,あがり症というものは実は病気ではないので,あがり症の薬として処方されている薬も
実は「あがり症の症状に効果的だ」というだけで,「あがり症の薬」として処方されている
わけではないのです。
あがり症は,心理的な要因がとても多い症状です。そのため,そういったあがり症の症状が
でやすい場面で,精神的に緊張しないようにするために処方される薬が,あがり症の薬と
いうわけです。
あがり症の薬として処方される薬の効果は,精神安定の効果と同じものです。
あがり症は,その症状が出る場所に慣れていないために起こることがあるのです。
そのため,あがり症の薬を服用することにより,だんだんとそのあがり症の症状が出やすい
場所に慣れていき,そのことにより,あがり症の薬がなくなっても,場慣れしているので,
あがり症の症状が出なくなるということになります。

また,あがり症の薬として出される薬のうちのほとんどは,依存性や副作用も少ない薬で
あることが多いです。
また,うつ病などの治療の際に処方される薬が,あがり症の薬として処方されることも
多いようです。
いずれにしても,あがり症は病気ではないので,訓練次第で克服することが可能な症状だと
いうことを覚えておいてください。
また,あがり症の薬として処方される薬には,依存性や副作用は少ないとされていますが,
きちんと医師の処方や注意を守って服用することが大切です。

あがり症とは,病気ではありません。しかし,本人にとって,とても深刻な症状を引き起こす
ものがあがり症です。
このあがり症の治療にはどのようなことをすれば良いのでしょうか。

あがり症の治療には,特別なことはありません。あがり症は病気ではないので,あがり症の治療
として,必ずこれをしたから治る!ということは残念ながらないといわれています。
しかし,あがり症の治療として,「あがり症が出るような状況に慣れる」訓練をすることは
非常にあがり症の治療として有効なことだとされています。

あがり症の治療をする上で大切だと言われることは,まず自分が本当にあがり症であるか
どうかを知ることです。
なかには,自分があがり症であると思いこんでいるために,余計にあがり症の症状が出てしまう
場合があるのです。
このように,あがり症の治療をする前には,自分のあがり症の原因をまずきちんと知ることが
大切です。

また,あがり症の治療としてあがり症の薬を処方してもらうことも良いでしょう。
あがり症の治療といっても,あがり症は心理的なものが要因なので,あがり症の薬も,
精神的に落ち着かせる効果のある薬が,あがり症の薬として処方されるようです。
しかし,あがり症の薬を服用することにより,あがり症の症状が出やすい場面に慣れる,
ということも,あがり症の治療として良いでしょう。

その他にできるあがり症の治療としては,とにかく「慣れる」ことです。
人と話す際にあがり症の症状が出る人であれば,「人と話すことに慣れるようにすること」が
あがり症の治療として有効です。
人前で演奏やスピーチなどをするときに,あがり症の症状が出る様であれば,できるだけ
そのときのような場面を再現して,何度もその場面にいる自分に慣れることがあがり症の治療
としては良いでしょう。

あがり症の治療として確固とした規則などはありません。
しかし,あがり症の治療の際に大切な事は,「訓練する」「慣れる」などということを
念頭に,いろいろな状況に対応できるようにすることでしょう。

また,本当にあがり症で困っている場合には,催眠両方というあがり症の治療も
あるようです。
あがり症が心理的な要因が原因で起こる症状のため,このような催眠両方も効果的
だということです。
例えば,自分はあがり症だと思い込んでいる人などに,特に良いのではないでしょうか。
あがり症は,訓練次第で必ず克服できることを信じて,あがり症の治療にのぞむことが
たいせつです。



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